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阿母
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おつかあ
ふりがな文庫
“
阿母
(
おつかあ
)” の例文
「死ぬことは分つて居るのやさかい、一日でも早う亡くなつて呉れりや宜いと、俺も
阿母
(
おつかあ
)
もさう言つて居れど。」
厄年
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
「アイ、
二十日
(
はつか
)
が俺の誕生日だツて、
阿母
(
おつかあ
)
が今川焼三銭買つて、
父
(
ちやん
)
の仏様へ上げて、あとは俺が皆な食べたよ」と、
突如
(
だしぬけ
)
に返事したるは、
覚束
(
おぼつか
)
なき賃仕事に細き
烟
(
けむり
)
立て兼ぬる
新後家
(
しんごけ
)
の
伜
(
せがれ
)
なり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
『お雪坊や、お前の
阿母
(
おつかあ
)
はな、偉えこと綺麗な女だつたぞ。』
散文詩
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「ざま見よ、気味が宜いな。貴様の
阿母
(
おつかあ
)
が
死
(
ごねつ
)
たがいや、やあい、親なしい!」
厄年
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
“阿母”の意味
《名詞》
母親を敬い、親しみをこめていう語。
乳母。
(出典:Wiktionary)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
“阿母”で始まる語句
阿母様
阿母樣
阿母加奈志
阿母嘉那志