“おしやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
和尚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妙だ、變な匂ひがするつて、ヘツ、する筈だあな、線香で鰯の匂ひを消さうと思やがつて、和尚おしやういぶしたてるんだ、たまらねえ。
佃のわたし (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
墓塲はかば掃除さうぢ男衆をとこしゆたすくるまではたらけば、和尚おしやうさま經濟けいざいより割出わりだしての御不憫ごふびんかゝり、としは二十からちがうてともなきことをんな心得こゝろゑながら
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いや、ひざだの、をんな背中せなかだのといつて、いけとしつかまつつた和尚おしやう業体げふてい恐入おそれいるが、はなしが、はなしぢやから其処そこよろしく。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
どうです和尚おしやうさん御一緒ごいつしよになつては、と言ふとな、結構ですと言やがるんだ、厭になつちまふぢやねえか、其處ですつかり仲間になつてやつてしまふとな、佛を持つて來たのだらう
佃のわたし (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)