“おしおきば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御所刑場40.0%
処刑場40.0%
御仕置場20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手間取てまどり大森おほもりの邊りに來りし頃ははやこくなれば御所刑場おしおきばあたりは往來わうらいの者も有まじとおも徐々そろ/\來懸きかゝりしに更と云殊に右の方は安房あは上總かづさ浦々うら/\まで渺々べう/\たる海原うなばらにして岸邊を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
忘れもしないそれは、今日鈴ヶ森の処刑場おしおきばで打ち落した首の一つ、死に際まで生の執着にもがき抜いて、一番醜い、一番物凄い最期を遂げた、贋金にせがね使いの男の首だったのです。
天もあはれみ給ふにや風雨のうれひなく十日餘りもたち川崎宿かはさきじゆくへ着て御所刑場おしおきば是より何程なにほどあるやとたづねしに品川の手前に鈴ヶ森と云所こそ天下の御仕置場おしおきばなり尤も二ヶ所あり江戸より西南の國にて生れし者はすゞもりまた東北とうほくの國の生れなれば淺草あさくさ小塚原こつかはらに於て御仕置に行はるゝと云由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)