御仕置場おしおきば)” の例文
天もあはれみ給ふにや風雨のうれひなく十日餘りもたち川崎宿かはさきじゆくへ着て御所刑場おしおきば是より何程なにほどあるやとたづねしに品川の手前に鈴ヶ森と云所こそ天下の御仕置場おしおきばなり尤も二ヶ所あり江戸より西南の國にて生れし者はすゞもりまた東北とうほくの國の生れなれば淺草あさくさ小塚原こつかはらに於て御仕置に行はるゝと云由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)