“川崎宿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かはさきじゆく50.0%
かわさきじゅく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天もあはれみ給ふにや風雨のうれひなく十日餘りもたち川崎宿かはさきじゆくへ着て御所刑場おしおきば是より何程なにほどあるやとたづねしに品川の手前に鈴ヶ森と云所こそ天下の御仕置場おしおきばなり尤も二ヶ所あり江戸より西南の國にて生れし者はすゞもりまた東北とうほくの國の生れなれば淺草あさくさ小塚原こつかはらに於て御仕置に行はるゝと云由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
円き頭ばかりは何とも致方無御座いたしかたござなく候間、俳諧師はいかいしかまたは医者のていよそおひ、旅の支度万端とゝのひ候に付き、お蔦夫婦の者に別れを告げ、教へられ候道を辿たどりて、その夜は川崎宿かわさきじゅくに泊り申候。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)