“森川宿”の読み方と例文
読み方割合
もりかわじゅく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸から中仙道へ踏みだす第一関門、本郷森川宿もりかわじゅくのとある茶店をたたき起こして、そこに、一ときばかり前に佐竹の原にいたままのかごや人数が休んでいた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
島が屋敷奉公に出る時、おさななじみのお七が七寸四方ばかりの緋縮緬ひぢりめんのふくさに、紅絹裏もみうらを附けて縫ってくれた。間もなく本郷森川宿もりかわじゅくのお七の家は天和てんな二年十二月二十八日の火事に類焼した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)