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おくば
ふりがな文庫
“おくば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
奧齒
60.0%
奥歯
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奧齒
(逆引き)
宗助
(
そうすけ
)
は
此朝
(
このあさ
)
齒
(
は
)
を
磨
(
みが
)
くために、わざと
痛
(
いた
)
い
所
(
ところ
)
を
避
(
よ
)
けて
楊枝
(
やうじ
)
を
使
(
つか
)
ひながら、
口
(
くち
)
の
中
(
なか
)
を
鏡
(
かゞみ
)
に
照
(
て
)
らして
見
(
み
)
たら、
廣島
(
ひろしま
)
で
銀
(
ぎん
)
を
埋
(
う
)
めた二
枚
(
まい
)
の
奧齒
(
おくば
)
と、
研
(
と
)
いだ
樣
(
やう
)
に
磨
(
す
)
り
減
(
へ
)
らした
不揃
(
ぶそろ
)
の
前齒
(
まへば
)
とが、
俄
(
には
)
かに
寒
(
さむ
)
く
光
(
ひか
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
おくば(奧齒)の例文をもっと
(3作品)
見る
奥歯
(逆引き)
歯
(
は
)
のない口にきゅうに
奥歯
(
おくば
)
がはえたような気がするほど若がえった
口調
(
くちょう
)
だった。治安維持法というものを、彼女はよく知らない。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
「
朝
(
あさ
)
から
奥歯
(
おくば
)
がやめやがってな、
甘
(
あま
)
いものはたべられんのだてや。」
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
だが、少し悲しいのは、なんとしても気をゆるさぬような村の人たちのことだ。それを男先生にこぼすと、男先生は
奥歯
(
おくば
)
のない口を大きくあけて笑い
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
奥歯
(
おくば
)
のないらしい口の中がまっくらに見えた。女は目をそらしながら
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
おくば(奥歯)の例文をもっと
(2作品)
見る
“おくば”の意味
《名詞》
まえば 【奥歯】
口の中の奥の方の歯。
(出典:Wiktionary)