“おきば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
置場33.3%
置塲33.3%
材木置場16.7%
置所16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がほしてしきにもあらずことばかけられては置場おきばもなけれどそれにもなにいろのあるもの
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
嗚呼あゝ大事切迫だいじせつぱく/\と、わたくし武村兵曹たけむらへいそうかほ見合みあはしたるまゝ身體しんたい置塲おきばらぬほどこゝろなやましてる、ときしもたちまる、はるか/\の水平線上すいへいせんじやう薄雲うすぐもごとけむりあらはれ
まだ月が出ないので真暗ではあったが、案内知った材木置場おきばの中を右に左に曲って、最前の男と娘とが話していた、欅材けやきざいの置場に来た。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
何かしら今夜、あの材木置場おきばで、あの娘の身の上に、大変な事が起りそうな気がする。それに気附いているのは、広い世界にタッタ俺一人なのだ。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ここら辺りは材木置所おきば、数万本の材木が、堀川の岸に並べられてある。流域半里ぐらいに渡るかもしれない。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)