“材木置場”の読み方と例文
読み方割合
おきば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ月が出ないので真暗ではあったが、案内知った材木置場おきばの中を右に左に曲って、最前の男と娘とが話していた、欅材けやきざいの置場に来た。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
何かしら今夜、あの材木置場おきばで、あの娘の身の上に、大変な事が起りそうな気がする。それに気附いているのは、広い世界にタッタ俺一人なのだ。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「ええ。この野郎。何が影日向だ。材木置場おきばに行って見ろ。何も片付いてやしねえじゃねえか。杉ッ皮を放ったらかしてどこかへ行きやがったに違えねえんだ。ここへ出て来い畜生」
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)