“えつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悦喜42.9%
柄附28.6%
悦気14.3%
課役14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御家來ごけらいなされなばいかなる謀計ぼうけいも成就せん事疑ひなしと稱譽しようよしてすゝめければ天一坊は大に悦喜えつきし左樣の軍師ぐんし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
今いった黒釉のほかに、赤楽風あからくふう柄附えつき焙烙ほうろくを作る。また漢時代のものを想わせるような厨子ずしも作る。共に形がいい。特に強さや確かさのあるのは釜戸(くど)と呼ぶ五徳ごとくの類である。
現在の日本民窯 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
蝦蟇法師はあやまりて、歓心をあがなえりとや思いけむ、悦気えつき満面に満ちあふれて、うな、うな、と笑いつつ、しきりにものを言い懸けたり。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それゆえ、この歌にこたえた、「檀越だむをちかもな言ひそ里長さとをさらが課役えつきはたらばなれなからかむ」(巻十六・三八四七)という歌の例と、万葉にただ二例あるのみである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)