“かえき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
加役50.0%
課役50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なに。——分らんのか、眼に見えないか。信長の襲撃に備え、塹壕ざんごうを掘り、やぐらをき、あれ見ろ、百姓どもの老幼まで、加役かえきに徴発されて、働いておるさまを」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この姫君から命ぜられた課役かえきに対し、それを完全に仕遂げた時は、通常の労銀の二倍は下し置かれることが例になっているから、迷惑の色は、報酬の艶を以て消し去らるるのを例とする。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)