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いつぽんあし
獣だのが、いくらでも
見えるから、ちつとは
思出になるトいつちやあ、アノ
笑顔をおしなので、
私もさう
思つて
見る
故か、
人があるいて
行く
時、
片足をあげた
処は
一本脚の
鳥のやうでおもしろい
些と
離れた
畝を
伝つて、
向ふから
又一つ、ひよい/\と
来て、ばさりと
頭を
寄せて
同じく
留まる。と
素直な
畷筋を、
別に
一個よたよた/\/\と、
其でも
小刻の
一本脚、
竹を
早めて
急いで
近寄る。