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いたしそろ
ふりがな文庫
“いたしそろ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
致候
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
致候
(逆引き)
かくの如くすれば好物は
貪
(
むさ
)
ぼり次第貪り
候
(
そうろう
)
も
毫
(
ごう
)
も内臓の諸機関に障害を生ぜず、一挙両得とは此等の事を
可申
(
もうすべき
)
かと愚考
致候
(
いたしそろ
)
……
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
飛離
(
とびはな
)
れて面白いでもなく
候
(
そろ
)
へどもほかの事の
仕方
(
しかた
)
がないにくらべ
候
(
そろ
)
へばいくらか面白かりしものと
存候
(
ぞんじそろ
)
たゞ
其頃
(
そのころ
)
小生
(
せうせい
)
の一
奇
(
き
)
と
致候
(
いたしそろ
)
は
萬場
(
ばんじやう
)
の
観客
(
かんかく
)
の面白げなるべきに
拘
(
かゝわ
)
らず
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
彼等は食後必ず入浴
致候
(
いたしそろ
)
。入浴後一種の方法によりて
浴前
(
よくぜん
)
に
嚥下
(
えんか
)
せるものを
悉
(
ことごと
)
く
嘔吐
(
おうと
)
し、胃内を掃除致し
候
(
そろ
)
。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
転変
(
てんぺん
)
の
激
(
はげし
)
きは
莫
(
な
)
しと
某老人
(
ぼうらうじん
)
の
申候
(
まうしそろ
)
其訳
(
そのわけ
)
は
外充内空
(
ぐわいじうないくう
)
の
商略
(
せふりやく
)
にたのみて、
成敗
(
せいはい
)
の
一挙
(
いつきよ
)
に
決
(
けつ
)
せんと
欲
(
ほつ
)
し
候
(
そろ
)
人の、
其家構
(
そのいへかま
)
へに
於
(
おい
)
て、
町構
(
まちかま
)
へに
於
(
おい
)
て、
同処
(
どうしよ
)
を
利
(
り
)
と
致候
(
いたしそろ
)
よりの
事
(
こと
)
にて、今も
店頭
(
てんとう
)
に
堆
(
うつたか
)
きは
資産
(
しさん
)
に
非
(
あら
)
ず
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
胃内廓清
(
いないかくせい
)
の功を奏したる
後
(
のち
)
又食卓に
就
(
つ
)
き、
飽
(
あ
)
く迄珍味を
風好
(
ふうこう
)
し、風好し
了
(
おわ
)
れば又湯に入りて
之
(
これ
)
を
吐出
(
としゅつ
)
致候
(
いたしそろ
)
。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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