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『新年雑俎』
ふりがな文庫
『
新年雑俎
(
しんねんざっそ
)
』
数年前までは正月元旦か二日に、近い親類だけは年賀に廻ることにしていた。そうして出たついでに近所合壁の家だけは玄関まで侵入して名刺受けにこっそり名刺を入れておいてから一遍奥の方を向いて御辞儀をすることにしていたのであるが、いつか元旦か二日かが …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「一橋新聞」1935(昭和10)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
襠
(
まち
)
合壁
(
かっぺき
)
一
(
ひ
)
清汁
(
すましじる
)
穿
(
うが
)
牡蠣
(
かき
)
鰹節
(
かつおぶし
)
珍肴
(
ちんこう
)
瓦斯
(
ガス
)
穿
(
は
)
紐
(
ひも
)
肴
(
さかな
)
膠着
(
こうちゃく
)
蓴菜
(
じゅんさい
)
蛤
(
はまぐり
)
被
(
かぶ
)
袴
(
はかま
)
距
(
へだ
)
這入
(
はい
)
鋪石
(
しきいし
)
雑煮
(
ぞうに
)
青菜
(
あおな
)
外套
(
がいとう
)
一抹
(
いちまつ
)
仕来
(
しきた
)
内股
(
うちまた
)
凍
(
い
)
凜冽
(
りんれつ
)
勝栗
(
かちぐり
)
厄介
(
やっかい
)
呼鈴
(
よびりん
)
土器
(
かわらけ
)
煤
(
すす
)
屠蘇
(
とそ
)
引盃
(
ひきさかずき
)
擦
(
す
)
新玉
(
あらたま
)
朔風
(
さくふう
)
松露
(
しょうろ
)
榧実
(
かやのみ
)
活花
(
いけばな
)