“児女”のいろいろな読み方と例文
旧字:兒女
読み方割合
じじょ54.5%
こども9.1%
じぢよ9.1%
ちご9.1%
ぢじよ9.1%
わらわ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生活の革命……八人の児女じじょを両肩に負うてる自分の生活の革命を考うる事となっては、胸中まず悲惨の気に閉塞されてしまう。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
私は貧民の児女こどもを教育して見たいと思ひましてネ——亡母はゝの日記などの中にも同じ教育をるならば
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
貧乏人の児女じぢよを教へて見たいと云ふことが沢山たくさん書いてあるもんですからネ——其れを父に懇願したのです、けれど銀子さん、貴女も御承知の如き私の家庭でせう
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
嬉遊笑覧きゆうしょうらん六上に相州厚木辺で、古雛を川に流すとて棧俵さんだわらなどに載せ、児女ちご白酒しろざけの銚子を携えて河原に出で、別れを惜しみて一同に悲しみ泣くとあるが、これを他のいろいろの実例と合わせ考えると
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「………洛陽らくやう児女ぢじよ面は花に似たり、河南の大尹たいいん頭は雪の如し。………」
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
昨夜ゆうべいといくさのことに胸なやませていたていじゃに、さてもここぞまだ児女わらわじゃ。今はかほどまでに熟睡うまいして、さばれ、いざ呼び起そう」
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)