トップ
>
黍団子
>
きびだんご
ふりがな文庫
“
黍団子
(
きびだんご
)” の例文
旧字:
黍團子
それは今日の
昼飯
(
ひるめし
)
に怪しい僧にも
別
(
わ
)
け、
己
(
じぶん
)
達も
喫
(
く
)
ったような
三個
(
みっつ
)
の
黍団子
(
きびだんご
)
であった。顎髯の男はうんと云って
背後
(
うしろ
)
に倒れて気を失った。
岩魚の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
のみならず途中の
兵糧
(
ひょうろう
)
には、これも桃太郎の
註文
(
ちゅうもん
)
通り、
黍団子
(
きびだんご
)
さえこしらえてやったのである。
桃太郎
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
のちにお腰に日本一の
黍団子
(
きびだんご
)
をぶら下げて鬼ヶ島征伐に出かけるのですが、さて、あの時媼さんに拾われなかった、もう一つの小さい方の桃はその後どうなったでしょう。
六月
(新字新仮名)
/
相馬泰三
(著)
可愛らしい
狐
(
きつね
)
の女の子が
黍団子
(
きびだんご
)
をのせたお皿を二つ持って来ました。
雪渡り
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「
黍団子
(
きびだんご
)
が出る」
村の成功者
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
黍団子
(
きびだんご
)
に
擬
(
なぞら
)
え
鬼桃太郎
(新字新仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
各自が
家
(
うち
)
から持って来た
盛相飯
(
もっそうめし
)
は
後
(
あと
)
にして、真中に置いた五
升
(
しょう
)
入りぐらいな
飯鉢
(
めしばち
)
の中にある
団子
(
だんご
)
を指で
撮
(
つま
)
んで旨そうに喫いだした。団子は煮た黒い
黍団子
(
きびだんご
)
であった。
岩魚の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「それはもとより鬼が島を征伐したいと志した故、
黍団子
(
きびだんご
)
をやっても召し抱えたのだ。——どうだ? これでもまだわからないといえば、貴様たちも皆殺してしまうぞ。」
桃太郎
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
可愛
(
かあい
)
らしい狐の女の子が
黍団子
(
きびだんご
)
をのせたお皿を二つ持って来ました。
雪渡り
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“黍団子”の解説
黍団子(きびだんご)は、黍(きび)の粉で作った団子。遅くとも15世紀末には用例がある。
(出典:Wikipedia)
黍
漢検準1級
部首:⿉
12画
団
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“黍”で始まる語句
黍
黍畑
黍殻
黍飯
黍粉
黍團子
黍幹
黍色
黍稈
黍積