“黍飯”の読み方と例文
読み方割合
きびめし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此は関翁の為に建てられた隠宅だが、隠居嫌の翁は其を見向きもせずして寧駅逓に住み、台所の板敷にストーブを囲んで一同と黍飯きびめしを食って居るのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
すると老人は何と思ったか、子路を自分の家に案内して一泊させ、鶏をしめたり、黍飯きびめしをたいたりして彼をもてなしたうえに、自分の二人の息子を彼にひきあわせ、ていねいにあいさつさせた。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)