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高雅
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こうが
ふりがな文庫
“
高雅
(
こうが
)” の例文
雪之丞が
訪
(
おとな
)
うと、直ぐに、書斎に通された。武芸者の居間に似合わず、三方は本箱で一杯で、床には、
高雅
(
こうが
)
、
狩野派
(
かのうは
)
の山水なぞが掛けられている。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
... 春琴はその第二女にして
文政
(
ぶんせい
)
十二年五月二十四日をもって
生
(
うま
)
る」とある。また
曰
(
いわ
)
く、「春琴幼にして
穎悟
(
えいご
)
、加うるに
容姿端麗
(
ようしたんれい
)
にして
高雅
(
こうが
)
なること
譬
(
たと
)
えんに物なし。 ...
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
眼に触れる限りでは——
高雅
(
こうが
)
雄麗な
推古仏
(
すいこぶつ
)
は
愚
(
おろ
)
かなこと、
唐土
(
もろこし
)
、朝鮮の古いのや、奈良、平安朝の芸術品、鎌倉期の雄健なものさえ一つなく、あるものは徳川期に入ってから
銭形平次捕物控:134 仏師の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
凝
(
こ
)
らし中には
骨董品
(
こっとうひん
)
などもあって今日でも百円二百円五百円などと云う高価なのが
珍
(
めずら
)
しくない天鼓の飼桶には支那から
舶載
(
はくさい
)
したという
逸品
(
いっぴん
)
が
篏
(
は
)
まっていた骨は紫檀で作られ
腰
(
こし
)
に
琅玕
(
ろうかん
)
の
翡翠
(
ひすい
)
の板が入れてありそれへ
細々
(
こまごま
)
と山水
楼閣
(
ろうかく
)
の
彫
(
ほ
)
りがしてあった
誠
(
まこと
)
に
高雅
(
こうが
)
なものであった。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
雅
常用漢字
中学
部首:⾫
13画
“高”で始まる語句
高
高価
高輪
高尚
高麗
高野
高嶺
高原
高山
高邁