トップ
>
飛降
>
とびお
ふりがな文庫
“
飛降
(
とびお
)” の例文
梯子
(
はしご
)
段を
飛降
(
とびお
)
り、玄関の戸を開け、雨に濡れた駅前の道を、
真
(
ま
)
っ
直
(
す
)
ぐに構内の列車に飛込み、自分の席にどっかと坐って、サメサメと泣いたというのです。
奇談クラブ〔戦後版〕:17 白髪の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
めいりこんでいて「伊藤が愛がないのでさびしくてしかたがない。高い
崖
(
がけ
)
の上からでも
飛降
(
とびお
)
りて死んでしまいたい」といっていたが、感情が
昂
(
こう
)
じてこんな事になったのか
柳原燁子(白蓮)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
と思う
中
(
うち
)
に、光は
忽
(
たちま
)
ち消えて座敷は再び
旧
(
もと
)
の闇、
彼
(
か
)
の恐しい婦人の姿も共に消えて
了
(
しま
)
った、私は転げるように寝台から
飛降
(
とびお
)
りて、
盲探
(
めくらさぐ
)
りに
燧木
(
マッチ
)
を探り
把
(
と
)
って、慌てて座敷の
瓦斯
(
ガス
)
に火を
点
(
とぼ
)
し
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
天井に
潜伏
(
かくれ
)
て
逐
(
ちく
)
一聞屆け時分は
好
(
よし
)
と天井を
飛降
(
とびお
)
り和尚を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
降
常用漢字
小6
部首:⾩
10画
“飛”で始まる語句
飛
飛沫
飛騨
飛鳥
飛出
飛白
飛込
飛退
飛翔
飛行