“静穏:せいおん” の例文
“静穏:せいおん”を含む作品の著者(上位)作品数
幸田露伴1
梅崎春生1
泉鏡花1
海野十三1
福沢諭吉1
“静穏:せいおん”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 日本史 > 日本史1.2%
哲学 > 東洋思想 > 日本思想0.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ついに維新の前後より廃藩置県はいはんちけんの時に際し今日に至るまで、中津藩に限りて無事静穏せいおんなりし由縁ゆえんなり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
不気味な殺気をはらんだ静穏せいおんのまま、季節は八月に入って行った。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
と云いかけて再び言葉をよどました。妻は興有りげに一心になって聞いている。庭には梧桐を動かしてそよそよとわたる風が、ごくごく静穏せいおんな合の手をいている。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
疑うべき静穏せいおん! あやしむべき安恬あんてん! 名だたる親不知おやしらずの荒磯に差懸さしかかりたるに、船体は微動だにせずして、たたみの上を行くがごとくなりき。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「昨夜はきわめて静穏せいおんでしたな。報告するほどの事件は一つもなかった。いや、正確に申せば只一件だけあった。深夜しんや池袋駅どまりの省線電車の中に、人事不省になった一人の男が鞄と共に残っていたというだけのことです」
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)