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露天
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ろてん
ふりがな文庫
“
露天
(
ろてん
)” の例文
寝
(
ね
)
なくちゃなるまい。今夜はずいぶん久しぶりで、
愉快
(
ゆかい
)
な
露天
(
ろてん
)
に寝るんだな。うまいぞうまいぞ。ところで草へ寝ようかな。
楢ノ木大学士の野宿
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
風の都合で、馬鹿に大きな音になったり、
或時
(
あるとき
)
は
幽
(
かす
)
かになって、
露天
(
ろてん
)
商人の呼声に混り合って、ジンタジンタと太鼓の音ばかりが聞えたりした。
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
夕方三人で又一君宅の
風呂
(
ふろ
)
をもらいに行く。実は過日来
往返
(
おうへん
)
の
毎
(
たび
)
に
斗満橋
(
とまむばし
)
の上から見て
羨
(
うらや
)
ましく思って居たのだ。風呂は直ぐ
川端
(
かわばた
)
で、
露天
(
ろてん
)
に
据
(
す
)
えてある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
花形大夫
(
はながただゆう
)
の二十世紀文福茶釜は、じつは彼が
新宿
(
しんじゅく
)
の
露天
(
ろてん
)
で、なんの気なしに買ってきた、めしたき
釜
(
がま
)
であった。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その
提燈
(
ちょうちん
)
の
火
(
ひ
)
は、
紙
(
かみ
)
がすすけているので、
暗
(
くろ
)
うございました。どんな
人
(
ひと
)
がそこにすわっているのだろうと、
正吉
(
しょうきち
)
は
思
(
おも
)
いながら、だんだんと、その
露天
(
ろてん
)
の
方
(
ほう
)
に
近
(
ちか
)
づいてきました。
幸福のはさみ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
水に
漬
(
つか
)
った
一切
(
いっさい
)
の物いまだに手の着けようがない。その後も
幾度
(
いくたび
)
か雨が降った。乳牛は
露天
(
ろてん
)
に立って雨たたきにされている。同業者の消息もようやく判って来た。亀戸の
某
(
なにがし
)
は十六頭殺した。
水害雑録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
露天
(
ろてん
)
に片膝立てゝ
恐
(
こわ
)
い顔をして居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“露天”の意味
《名詞》
屋根の無い所。
(出典:Wiktionary)
露
常用漢字
中学
部首:⾬
21画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
“露天”で始まる語句
露天掘
露天賭博