“ろてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
露店81.3%
露天18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見世物、露店ろてん——鰐口わにぐちの音がたえず聞こえた。ことに、手習てならいが上手になるようにと親がよく子供をつれて行くので、その日は毎年学校が休みになる。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
銀座の通りの、しき石の上には、露店ろてんがずらりとならんで、京橋と新橋との間の九丁の長い区間をうずめている。
一坪館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
夕方三人で又一君宅の風呂ふろをもらいに行く。実は過日来往返おうへんたび斗満橋とまむばしの上から見てうらやましく思って居たのだ。風呂は直ぐ川端かわばたで、露天ろてんえてある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
花形大夫はながただゆうの二十世紀文福茶釜は、じつは彼が新宿しんじゅく露天ろてんで、なんの気なしに買ってきた、めしたきがまであった。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)