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難風
ふりがな文庫
“難風”の読み方と例文
読み方
割合
なんぷう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんぷう
(逆引き)
此の身さえ儘ならぬ無人島の
主
(
あるじ
)
、思えば我が身ほど不運な者はない、いや/\愚痴を
溢
(
こぼ
)
すところでない、海上にて
彼
(
あ
)
の
難風
(
なんぷう
)
に出会い、
幸
(
さいわい
)
に船は
覆
(
くつがえ
)
りもせず
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
手當
(
てあて
)
として江戸表へ
名乘
(
なのり
)
出んとせし船中にて
難風
(
なんぷう
)
に出合
船頭
(
せんどう
)
も
水主
(
かこ
)
も
皆々
(
みな/\
)
海底
(
かいてい
)
の
木屑
(
もくづ
)
となりしが
果報
(
くわはう
)
めで
度
(
たき
)
吉兵衞
一人
(
ひとり
)
は
辛
(
から
)
ふじて
助
(
たす
)
かり藤が原なる拙者の
隱
(
かく
)
れ家へ來り右の次第を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
己
(
おら
)
ア新潟通いの船頭だが、
昨日
(
きのう
)
の
難風
(
なんぷう
)
で、さしもの
大船
(
たいせん
)
も南の
方
(
ほう
)
へ吹付けられ、
漸
(
ようよ
)
う
此処
(
こゝ
)
まで帰る途中、
毀
(
こわ
)
れた小舟に二人の死骸、やれ不憫なことをした、定めし昨日の風で難船したのだろうと
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
難風(なんぷう)の例文をもっと
(2作品)
見る
難
常用漢字
小6
部首:⾫
18画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“難”で始まる語句
難
難有
難波
難儀
難渋
難所
難癖
難題
難船
難義
“難風”のふりがなが多い著者
作者不詳
三遊亭円朝