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雅邦
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がほう
ふりがな文庫
“
雅邦
(
がほう
)” の例文
きょう日、
雅邦
(
がほう
)
の絵は万金の値を生じているが、日本最初の博覧会に出品した時には、入選することさえできず、また初期の美術展覧会に落選していた。
現代能書批評
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
橋本
雅邦
(
がほう
)
、
川端玉章
(
かわばたぎょくしょう
)
、狩野
友信
(
とものぶ
)
、
結城正明
(
ゆうきまさあき
)
などいう先生方が絵画の方を受け持たれ、木彫は竹内久一先生、それから私が這入ってその方をやっておった。
幕末維新懐古談:65 学校へ奉職した前後のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
先日の朝日新聞社の大展覧会でみた
雅邦
(
がほう
)
でもコケオドシとしか見えなかった。
春挙
(
しゅんきょ
)
でも子供だましとしか思わなかった。そんな目で展覧会を見て評をするのは気の毒のような気もする。
昭和二年の二科会と美術院
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
まことの
近
(
ちか
)
つ
代
(
よ
)
を開くために生まれて来たような本居宣長の生涯なぞがこんな時に顧みられようはずもなかった。橋本
雅邦
(
がほう
)
は海軍省の製図に通うといい、
狩野芳崖
(
かのうほうがい
)
も荒物屋の店に隠れた。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
椿岳は
芳崖
(
ほうがい
)
や
雅邦
(
がほう
)
と争うほどな巨腕ではなかったが、世間を茶にして
描
(
か
)
き
擲
(
なぐ
)
った
大津絵
(
おおつえ
)
風の得意の泥画は「
俺
(
おれ
)
の画は死ねば値が出る」と生前豪語していた通りに十四、五年来著るしく随喜者を増し
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
▼ もっと見る
無理かも知れぬが、試みに画家に例えるならば、
栖鳳
(
せいほう
)
や
大観
(
たいかん
)
のうまさではない。
靫彦
(
ゆきひこ
)
、
古径
(
こけい
)
でもない。
芳崖
(
ほうがい
)
、
雅邦
(
がほう
)
でもない。
華山
(
かざん
)
、
竹田
(
ちくでん
)
、
木米
(
もくべい
)
でもない。
呉春
(
ごしゅん
)
あるいは
応挙
(
おうきょ
)
か。ノー。
河豚のこと
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
無理かも知れぬが、試みに画家に例えるならば、
栖鳳
(
せいほう
)
や
大観
(
たいかん
)
の美味さではない。
靫彦
(
ゆきひこ
)
、
古径
(
こけい
)
でもない。
芳崖
(
ほうがい
)
、
雅邦
(
がほう
)
でもない。
崋山
(
かざん
)
、
竹田
(
ちくでん
)
、
木米
(
もくべい
)
でもない。
呉春
(
ごしゅん
)
あるいは
応挙
(
おうきょ
)
か。ノー。
河豚は毒魚か
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
雅
常用漢字
中学
部首:⾫
13画
邦
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
“雅”で始まる語句
雅
雅致
雅楽
雅楽頭
雅典
雅味
雅量
雅号
雅懐
雅人