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開帳
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かいちやう
ふりがな文庫
“
開帳
(
かいちやう
)” の例文
其
(
そ
)
の
春
(
はる
)
、
攝州
(
せつしう
)
多田院
(
ただのゐん
)
に
開帳
(
かいちやう
)
があつて、
玄竹
(
げんちく
)
は
病家
(
びやうか
)
の
隙
(
すき
)
を
見
(
み
)
た
上
(
うへ
)
、一
日
(
にち
)
其
(
そ
)
の
參詣
(
さんけい
)
に
行
(
ゆ
)
きたいと
思
(
おも
)
つてゐた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
五月山
(
さつきやま
)
の
木
(
き
)
が一
本
(
ぽん
)
々々
(
/\
)
數
(
かぞ
)
へられるやうになると、
池田
(
いけだ
)
の
町
(
まち
)
は
直
(
す
)
ぐ
長
(
なが
)
い
坂
(
さか
)
の
下
(
した
)
に
見
(
み
)
おろされた。
此處
(
ここ
)
からはもう
多田院
(
ただのゐん
)
へ一
里
(
り
)
、
開帳
(
かいちやう
)
の
賑
(
にぎは
)
ひは、この
小都會
(
せうとくわい
)
をもざわつかしてゐた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
權山
(
ごんざん
)
といふ
峠
(
たうげ
)
は、
低
(
ひく
)
いながらも、
老人
(
らうじん
)
にはだいぶ
喘
(
あへ
)
いで
越
(
こ
)
さねばならなかつた。
峠
(
たうげ
)
の
頂上
(
ちやうじやう
)
からは、
多田院
(
ただのゐん
)
の
開帳
(
かいちやう
)
の
太鼓
(
たいこ
)
の
音
(
おと
)
が
聞
(
きこ
)
えて、
大幟
(
おほのぼり
)
が
松並木
(
まつなみき
)
の
奧
(
おく
)
に、
白
(
しろ
)
く
上
(
うへ
)
の
方
(
はう
)
だけ
見
(
み
)
せてゐた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
“開帳”の意味
《名詞》
開帳(かいちょう)
寺院で普段秘仏とされる厨子の扉を開いて一般の参拝者に拝観させること。開扉。
賭博を開くこと。
(出典:Wiktionary)
“開帳”の解説
開帳(かいちょう)とは、原義では、仏教寺院で厨子等に収められている秘仏の扉を開いて拝観できるようにする宗教行事。ただし、秘仏ではない本尊や宝物に関して行われる宗教行事を指す場合もある(後述)。
(出典:Wikipedia)
開
常用漢字
小3
部首:⾨
12画
帳
常用漢字
小3
部首:⼱
11画
“開帳”で始まる語句
開帳中