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閉
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つむ
ふりがな文庫
“
閉
(
つむ
)” の例文
季和は早く睡ろうと思って無理に眼を
閉
(
つむ
)
って、何も考えないようにして睡ろう睡ろうとしたが、そんなことをするとなおさら睡れない。
蕎麦餅
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
額は血が
上
(
のぼ
)
って熱し、眼も赤く充血したらしい?
茲
(
ここ
)
に倒れても詩の大和路だママよと
凝
(
じっ
)
と私は、目を
閉
(
つむ
)
って
暫
(
しば
)
らく土に突っ立っていた。
菜の花物語
(新字新仮名)
/
児玉花外
(著)
そういう支度をした神下しが眼を
閉
(
つむ
)
ってジーッと中腰に構え込んで居ると、その側ではしきりにお経を読んで居るです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
眼が醒めるとこの響を聞くが、眼を
閉
(
つむ
)
る時までこの響を聞かなければならぬ……。死んでしまって静かな所へ行ったなら、この響は聞えぬだろう。……
悪魔
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それが
酒断
(
さけだち
)
の水であらうと、塩であらうと、
莫児比涅
(
モルヒネ
)
であらうと、
悉皆
(
みんな
)
持合せのおせつかいからする事なので、男は目を
閉
(
つむ
)
つて謹んでそれを戴かなければならぬ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
新生寺さんは眼を
閉
(
つむ
)
ったまま、身動きもいたしません。啜泣きの声が、あっちこっちから聞えます。
むかでの跫音
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
オンコッコは腑に落ちないように、眼を
閉
(
つむ
)
って考え込んだが、急に飛び上がって叫び出した。
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
老婆は、下を向いて眼を細く
閉
(
つむ
)
って、
尚
(
な
)
おも語りつづけている。
薔薇と巫女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“閉”の意味
《名詞》
(とず) 暦注の十二直の一つ。堤を築くことなどに吉、柱立て、婚姻、鍼灸などに凶という日。
(出典:Wiktionary)
閉
常用漢字
小6
部首:⾨
11画
“閉”を含む語句
閉塞
閉籠
幽閉
閉口
開閉
閉場
閉切
戸閉
閉込
閉鎖
開閉器
密閉
閉出
閉伊川
閉店
上閉伊郡
密閉室
大閉口
閉扉
本開閉器
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