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金覆輪
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きんぷくりん
ふりがな文庫
“
金覆輪
(
きんぷくりん
)” の例文
やがて源氏の武者一騎、
萌葱
(
もえぎ
)
おどしの鎧きて、
金覆輪
(
きんぷくりん
)
の鞍置いたる黒駒にまたがり、浪打ちぎわより乗入ったり。
平家蟹
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
自宅
(
うち
)
の
鹿毛
(
かげ
)
と青にその方の好きなあの
金覆輪
(
きんぷくりん
)
の鞍置いて飛ばすれば、続く追っ手は当藩には
居
(
お
)
らぬ筈じゃ。
名君忠之
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
固い一方で通つた男、三十五まで獨り者で暮したお
店者
(
たなもの
)
が、
金覆輪
(
きんぷくりん
)
のお職華魁と、生れて始めて口をきいたんだから、フラ/\になつたのも無理はありませんよ。
銭形平次捕物控:280 華魁崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
重代のきせなが
唐革縅
(
からかわおどし
)
の
鎧
(
よろい
)
をかつがせ、自分は赤地の錦の
直垂
(
ひたたれ
)
に
萌黄匂
(
もえぎにおい
)
の鎧を着こみ、
金覆輪
(
きんぷくりん
)
の鞍置いた
連銭葦毛
(
れんせんあしげ
)
に乗った姿は、絵にも筆にも及び難しと人々は賞めそやした。
現代語訳 平家物語:05 第五巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
灰白色
(
くわいはくしよく
)
の
雲
(
くも
)
の
裏
(
うら
)
ゆ
金覆輪
(
きんぷくりん
)
に
噴
(
ふ
)
きいづる
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
水干鞍
(
すゐかんくら
)
の
金覆輪
(
きんぷくりん
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
相濟みません、野郎も
薹
(
とう
)
が立つて縁遠くなると、淺ましくもなりますよ。どう生れ變つても、中屋貫三郎が請出したやうな、入山形に二つの星の、
金覆輪
(
きんぷくりん
)
の
華魁
(
おいらん
)
はこちとらの相手にはなりやしません。
銭形平次捕物控:280 華魁崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
覆
常用漢字
中学
部首:⾑
18画
輪
常用漢字
小4
部首:⾞
15画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚