“金覆輪”の読み方と例文
読み方割合
きんぷくりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて源氏の武者一騎、萌葱もえぎおどしの鎧きて、金覆輪きんぷくりんの鞍置いたる黒駒にまたがり、浪打ちぎわより乗入ったり。
平家蟹 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
自宅うち鹿毛かげと青にその方の好きなあの金覆輪きんぷくりんの鞍置いて飛ばすれば、続く追っ手は当藩にはらぬ筈じゃ。
名君忠之 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
固い一方で通つた男、三十五まで獨り者で暮したお店者たなものが、金覆輪きんぷくりんのお職華魁と、生れて始めて口をきいたんだから、フラ/\になつたのも無理はありませんよ。