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配
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わ
ふりがな文庫
“
配
(
わ
)” の例文
しかも彼の態度が惜しいものを半分
他
(
ひと
)
に
配
(
わ
)
けてやると、半分無くなるから
厭
(
いや
)
だという風に見えたので、自分はますます変な気持がした。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そして外へ出ると、時々
配
(
わ
)
けてもらった草花を、
腕車
(
くるま
)
の
蹴込
(
けこ
)
みへ入れて帰って来た。中庭の垣根のなかには、いろいろのものが植えられた。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「そんな事をしても無駄だつたのさ、それよりは、長崎屋の身上を、早く分ける者に
配
(
わ
)
けてやつて、確とした書き附けにでもして置くのだつたよ」
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
私は、妻にもその記事の内容を話して、憤を
配
(
わ
)
けようと思いましたが、何うしてもそれが口に出ないのです。
たちあな姫
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「だが我輩は、レイモンド嬢と結婚してから、すべて今までの生活は捨てようと決心した。君がいつか
令嬢室
(
ドモアゼルむろ
)
で見た通り、部下はそれぞれ
宝物
(
ほうもつ
)
を
配
(
わ
)
けて逃がしてやった。」
奇巌城:アルセーヌ・ルパン
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
▼ もっと見る
「そんな事をしても無駄だったのさ、それよりは、長崎屋の身上を、早く分ける者に
配
(
わ
)
けてやって、確とした書き付けにでもして置くのだったよ」
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
彼はまた自分の分として取り
配
(
わ
)
けられた
握
(
にぎ
)
り
鮨
(
すし
)
をしきりに皿の中から
撮
(
つま
)
んで食べた。……
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「それでお前さえ
柔順
(
おとな
)
しく辛抱してくれれば、私は何でもして上げるよ。芳太郎が厭なら厭でもいいのさ。
彼
(
あれ
)
に身上を
配
(
わ
)
けて別家さして、お前に他から養子をしたっていいんですからね。」
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
配
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“配”を含む語句
心配
配偶
配合
気配
分配
配下
支配人
配慮
目配
配偶者
手配
眼配
年配
配達
御心配
差配人
郵便配達
氣配
配分
勾配
...