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遺恨
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ゐこん
ふりがな文庫
“
遺恨
(
ゐこん
)” の例文
御召捕に相成し哉と存じ居候所扨は此忠兵衞が
仕業
(
しわざ
)
成
(
なる
)
か夫にて漸々相分り申候此忠兵衞事私しへ對し
遺恨
(
ゐこん
)
の儀御座候に付
斯
(
かく
)
は
計
(
はか
)
らひ私しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
誰が殺したか解らぬが、拙者に取つては
千載
(
せんざい
)
の
遺恨
(
ゐこん
)
、鳴川留之丞は是が非でも討取るべき相手であつたし、鞍掛宇八郎にも一言の
怨
(
うらみ
)
が言ひ度かつた。
銭形平次捕物控:101 お秀の父
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
此事あつてより将門は
遺恨
(
ゐこん
)
已
(
や
)
み
難
(
がた
)
くなつたであらう、今までは
何時
(
いつ
)
も敵に寄せられてから戦つたのであるが、今度は我から軍を
率
(
ひき
)
ゐて、良兼が
常陸
(
ひたち
)
の真壁郡の
服織
(
はつとり
)
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
いえ、
優
(
やさ
)
しい
氣立
(
きだて
)
でございますから、
遺恨
(
ゐこん
)
なぞ
受
(
う
)
ける
筈
(
はず
)
はございません。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
遺恨
(
ゐこん
)
に思ひ音信
不通
(
ふつう
)
に仕つり其上に昌次郎夫婦を
豫
(
かね
)
て
狙
(
ねら
)
ひ候と相見え柏原と申す所へ
夫婦
(
ふうふ
)
罷越
(
まかりこし
)
候跡より付行日
暮
(
ぐれ
)
をはかり兩人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
遣はし其後源八が
遊
(
あそび
)
に來りし時皆々
折目高
(
をりめだか
)
に
待遇
(
もてなし
)
ける故源八は
手持
(
てもち
)
無沙汰
(
ぶさた
)
に
悄々
(
すご/\
)
と立歸り是は彼の文の事を兩親の知りし故なりと
深
(
ふか
)
く
遺恨
(
ゐこん
)
に
思
(
おも
)
ひけり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“遺恨”の解説
遺恨
(出典:Wikipedia)
遺
常用漢字
小6
部首:⾡
15画
恨
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
“遺恨”で始まる語句
遺恨試合
遺恨角力