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遣
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よ
ふりがな文庫
“
遣
(
よ
)” の例文
こちらの文のお返しに、白紙など
遣
(
よ
)
こされて、なんとも小憎い一座ではある。このまま黙って引っ込んでいては、
愈〻
(
いよいよ
)
、あの
公達輩
(
きんだちばら
)
をよい気にさせて置くようなもの。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その勢力のある英国の権力を持って軍隊からわざわざ
遣
(
よ
)
こしてくれたこの人物——ホートンと名乗るこの人物の、こればかりの要求を拒絶するということも義理合いとして出来難い。
喇嘛の行衛
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
小兼春吉お房蝶子四の五の云はせず掴むで来い、
臑
(
すね
)
の達者な若い衆頼も、
我家
(
うち
)
へ行て清、仙、鐵、政、誰でも彼でも直に遊びに
遣
(
よ
)
こすやう、といふ片手間にぐい/\
仰飲
(
あふ
)
る間も無く入り来る女共に
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
妓
(
おんな
)
たちを
手古
(
てこ
)
ずらせていたが、その寒巌枯骨ともいえるような細ッこい老躯の中には、なかなか
利
(
き
)
かない気性が
潜
(
ひそ
)
んでいるらしく、さっき白紙の返書を
遣
(
よ
)
こしたり、あちらの別室で
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“遣”を含む語句
気遣
心遣
打遣
小遣
遣放
小遣銭
御遣
目遣
小遣錢
詞遣
遣度
思遣
氣遣
差遣
遣付
小遣取
遣込
見遣
遣切
眼遣
...