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遠島
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ゑんたう
ふりがな文庫
“
遠島
(
ゑんたう
)” の例文
其方義夫傳吉の
留守中
(
るすちう
)
昌次郎と
奸通
(
かんつう
)
致し
剩
(
あまつ
)
さへ傳吉
歸國
(
きこく
)
の
節
(
せつ
)
密夫
(
みつぷ
)
昌次郎に大金を
欺
(
かたり
)
取
(
とら
)
せ
旁々
(
かた/″\
)
以て
不埓
(
ふらち
)
に付
三宅島
(
みやけじま
)
へ
遠島
(
ゑんたう
)
申付る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
高瀬舟
(
たかせぶね
)
は京都の高瀬川を上下する小舟である。徳川時代に京都の罪人が
遠島
(
ゑんたう
)
を申し渡されると、本人の親類が牢屋敷へ呼び出されて、そこで
暇乞
(
いとまごひ
)
をすることを許された。
高瀬舟
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
其方儀
(
そのはうぎ
)
天一坊
身分
(
みぶん
)
聢
(
しか
)
と
相糺
(
あひたゞ
)
さず百姓町人を欺き金銀を
掠取
(
かすめと
)
り候段
上
(
かみ
)
を
蔑
(
ないが
)
しろに致し重々不屆に
付
(
つき
)
遠島
(
ゑんたう
)
申付る(八丈島)
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
父の陰謀の情を知つてゐた彦右衛門とは
遠島
(
ゑんたう
)
、安田と杉山を剃髪させた
同人
(
どうにん
)
の伯父、
河内
(
かはち
)
大蓮寺
(
たいれんじ
)
の僧
正方
(
しやうはう
)
、西村の逃亡を助けた同人の
姉婿
(
あねむこ
)
、堺の医師
寛輔
(
くわんぽ
)
の二
人
(
にん
)
とは追放になつた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
其方儀
養子
(
やうし
)
又七に
疵
(
きず
)
付
(
つけ
)
剩
(
あまつ
)
さへ不義の申
掛
(
かけ
)
致候樣下女きくに申
付
(
つけ
)
る段人に
母
(
はゝ
)
たるの
行
(
おこな
)
ひに
非
(
あら
)
ず
不埓
(
ふらち
)
至極
(
しごく
)
に
付
(
つき
)
遠島
(
ゑんたう
)
申
付
(
つく
)
る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“遠島”の意味
《名詞》
遠島(えんとう)
陸地から遠い、離れた島。
(「おんとう」とも)江戸時代における刑罰の一つで、財産を没収のうえ、遠くの島に配流すること。
(出典:Wiktionary)
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
島
常用漢字
小3
部首:⼭
10画
“遠島”で始まる語句
遠島船
遠島御歌合