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達摩
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だるま
ふりがな文庫
“
達摩
(
だるま
)” の例文
達摩
(
だるま
)
大師は、「無心論」を書いたといわれる。この無心と平常心とは、同じ心を別の言葉で示したものと見てよい。平常はつまり「無住心」なのである。
改めて民藝について
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
小さい者の玩具としては、犬張子、
木兎
(
みみずく
)
、
達摩
(
だるま
)
、鳩のたぐい、一々数え切れません、いずれも張子でした。
我楽多玩具
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
かくて
三年
(
みとせ
)
ばかり浮世を
驀直
(
まっすぐ
)
に渡り
行
(
ゆか
)
れければ、勤むるに追付く悪魔は無き道理、殊さら幼少より
備
(
そなわ
)
っての
稟賦
(
うまれつき
)
、雪をまろめて
達摩
(
だるま
)
を
作
(
つく
)
り大根を
斬
(
き
)
りて
鷽
(
うそどり
)
の形を写しゝにさえ、
屡
(
しばしば
)
人を驚かせしに
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
達摩
(
だるま
)
の
蒐集家
(
しゅうしゅうか
)
として奇名隠れなかった理学士西芳菲山人の名が見える。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
……
達摩
(
だるま
)
は面壁九年にして、少林の
熊耳
(
ゆうじ
)
と云われました。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
風邪を引く心配さえなければ、私も雪
達摩
(
だるま
)
も作りたい。
日記:04 一九一七年(大正六年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
店さきに張子の大きい
達摩
(
だるま
)
を置いて、その片眼を白くしてあるのは、なにか願掛けでもしたのかと訊いたが、主人も職人も笑って答えなかった。楽隊の声が遠くきこえる。
秋の修善寺
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
甚大
(
じんだい
)
な意味があろう。分別に止まっている間は、これに向い何の答えをも送ることが出来ぬ。それのみではなく、「
達摩
(
だるま
)
未だ西来せざる時如何」とか「
蓮華
(
れんげ
)
未だ水を出でざる時如何」とか尋ねる。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
しかし時代の変遷で、その我楽多もだんだんに減って来るので困ります。
大師
(
だいし
)
の
達摩
(
だるま
)
、
雑司
(
ぞうし
)
ヶ
谷
(
や
)
の
薄
(
すすき
)
の
木兎
(
みみずく
)
、
亀戸
(
かめいど
)
の
浮人形
(
うきにんぎょう
)
、柴又の
括
(
くく
)
り
猿
(
ざる
)
のたぐい、
皆
(
みん
)
な私の見逃されないものです。
我楽多玩具
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
達
常用漢字
小4
部首:⾡
12画
摩
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
“達摩”で始まる語句
達摩像
達摩返