“稟賦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひんぷ66.7%
うまれつき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さればこそをぢ君の御腹立をも申解(まうしと)かばやとさへ思ふなれ。おん身には好き稟賦(ひんぷ)あり。學ばゞ一廉(ひとかど)の人物ともなるらん。
一体僕は稟賦(ひんぷ)と習慣との種々な関係から、どこに出ても傍観者になり勝である。西洋にいた時、一頃(ひところ)大そう心易く附き合った爺いさんの学者があった。
百物語 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
今は歸し參らせじ。おん身は何事にか遭ひ給ひしならん。心を隔て給ふことかは。わが氣輕なる詞つきは、おん身の心を傷つけたらんも計られねど、そは稟賦(うまれつき)なれば、是非なし。
かくて三年(みとせ)ばかり浮世を驀直(まっすぐ)に渡り行(ゆか)れければ、勤むるに追付く悪魔は無き道理、殊さら幼少より備(そなわ)っての稟賦(うまれつき)、雪をまろめて達摩(だるま)を作(つく)り大根を斬(き)りて鷽(うそどり)の形を写しゝにさえ、屡(しばしば)人を驚かせしに
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)