“稟身”の読み方と例文
読み方割合
うまれつき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もはや官を退くより方法はないが、そうならそれでもっと逢いもっと物語ったあとでも、おそくはないという半ばは稟身うまれつきの悲しみを越えた気持は、ただ、いやがうえに逢いたさの迫るばかりであった。
花桐 (新字新仮名) / 室生犀星(著)