やは)” の例文
而して誰がみさしたのか、眩ばゆい食卓の一角からやはらかな珈琲の吐息がたちのぼる。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「よし/\なほつちやつた」醫者いしやはなつて、ふとやはらかさうゆびはらしばらむやうにしてそれからくすりつたかみを一ぱいつて燭奴つけぎのやうなうすいたてゝぐるりと繃帶ほうたいほどこした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)