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海軟風
ふりがな文庫
“海軟風”の読み方と例文
読み方
割合
かいなんぷう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かいなんぷう
(逆引き)
それだのに、その新しい・きびしいものへの
翹望
(
ぎょうぼう
)
は、いつか快い
海軟風
(
かいなんぷう
)
の中へと融け去って、今はただ夢のような安逸と怠惰とだけが、
懶
(
ものう
)
く
怡
(
たの
)
しく何の悔も無く、私を取り囲んでいる。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
午後の
海軟風
(
かいなんぷう
)
(土佐ではマゼという)が衰えてやがて無風状態になると、気温は実際下がり始めていても人の感じる暑さは次第に増して来る。空気がゼラチンか何かのように凝固したという気がする。
夕凪と夕風
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
海軟風(かいなんぷう)の例文をもっと
(2作品)
見る
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
軟
常用漢字
中学
部首:⾞
11画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
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中島敦
寺田寅彦