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蹴
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けり
ふりがな文庫
“
蹴
(
けり
)” の例文
その
隙
(
ひま
)
に
随
(
したが
)
ひたりし翁は、これも傘投捨てて追ひすがり、老いても力や衰へざりけむ、水を
蹴
(
けり
)
て
二足
(
ふたあし
)
三足
(
みあし
)
、王の
領首
(
えりくび
)
むづと握りて引戻さむとす。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
彼は自ら
言
(
いは
)
ひ、自ら憤り、
尚
(
なほ
)
自ら打ちも
蹴
(
けり
)
も
為
(
せ
)
んずる色を
作
(
な
)
して
速々
(
そくそく
)
答を貫一に
逼
(
せま
)
れり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
そうして何事と驚く家の者には一言も云わず、剣を腰に吊るして外套を着て帽子を
冠
(
かむ
)
るが早いか、
廏
(
うまや
)
へ行って馬を引き出して鞍も置かずに飛び乗りますと、イキナリ馬の横腹を破れる程
蹴
(
けり
)
付けました。
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
強く横腹を
蹴
(
けり
)
付けながら、一足飛びに都の方へ飛び出しました。
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
蹴
常用漢字
中学
部首:⾜
19画
“蹴”を含む語句
蹴倒
蹴飛
蹴上
蹴球
一蹴
蹴立
蹴返
蹴躓
蹴合
蹴開
蹴起
足蹴
蹴出
蹴落
蹴鞠
蹴散
蹴込
蹴破
蹴爪
蹴放
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