“蹴起”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けお33.3%
けおこ33.3%
けっき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三匹の馬は黒土を蹴起けおこしながら駆けだした。
恐怖城 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
冷たい寝衣を着て寝てしまい、夜が更けるからつい朝寝をすると、起ろ/\と足で蹴起けおこして、おまんまを炊けと云って御膳を炊くやらお菜拵かずごしらえをして仕舞うと、起きて来て朝から晩まで小言三昧ざんまい
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ここに於てか諸君、余は奮然蹴起けっきしたのである。打倒蛸! 蛸博士を葬れ、然り、膺懲ようちょうせよ、憎むべき悪徳漢! 然り然り。故に余は日夜その方策を練ったのである。
風博士 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)