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足下
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おまへ
『これ、
武村兵曹、
足下はなか/\
薩摩琵琶が
巧い
相な、
一曲やらんか、やる! よし
來た。』と
傍の
水兵に
命じて、
自分兼て
御持參の
琵琶を
取寄せた。
堪へし
昨日の始末
嘸や
嘸六右衞門殿には
不審しく思はれけん久八は私の爲には命の
親共
言べき樣なる
恩人なり是非
足下の身の立樣にする程に
暫しの内
勘辨して何ぞ
耐へて下されと久八が前に
鰭伏ば久八は涙を
『
濟まない、すつかり
忘れた、
足下は
誰だつたかな。』
“足下”の意味
《名詞》
(ソッカ、ソクカ、ソクゲ、あしもと、あもと、あしした)足で立っているあたり。足の下。
(ソッカ)相手のあしもと、相手のそば。手紙の脇付にも用いる。
(あしもと、あしした)足の運び。あしつき、あしどり。
(あしもと、あもと)(context、dated)家柄、経歴、身元。
《代名詞》
足 下(そくか・そっか)
貴公。
(出典:Wiktionary)