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御持參
『これ、
武村兵曹、
足下はなか/\
薩摩琵琶が
巧い
相な、
一曲やらんか、やる! よし
來た。』と
傍の
水兵に
命じて、
自分兼て
御持參の
琵琶を
取寄せた。
……これはそのまゝ、いま
頂戴に
成つて
居る。……ふろ
敷包を
御持參で、「
机を
貸しな。」とお
見えに
成つた。
なされ
請人共御三人
御印形御持參有べしと申ければ庄三郎大いに
悦び
立歸りてお常忠八に長兵衞が申せし
通り
咄しけるにお常は
是を
聞夫は長兵衞事
此地面を