“賤敷”の読み方と例文
読み方割合
いやしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
差上しに二條家御感ぎよかんの餘り其まゝ奏聞そうもんなし給へば賤敷いやしき女にもかゝ風流ふうりう有けるよと即座そくざに御うた所へつかはされ歌仙かせんくはへさせられ又北面ほくめん北小路きたこうぢ從五位下東大寺とうだいじ長吏ちやうり若狹守藤原保忠わかさのかみふぢはらやすたゞ 勅使ちよくしとして祇園へいたり 勅使なりと聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御胡亂ごうろん思召おぼしめさば是まで嘉川樣の奧向に勤めし者に御尋ね下さるゝが論より證據しようこ相分あひわかり候夫れゆゑに平助樣御代の御用役ごようやくは山口樣も私し方に居らるゝ二人の衆も藤五郎樣御兄弟の御命があやふく存ずる故かくの次第に成行申せしなり私し儀は賤敷いやしき身分みぶんに候へども聊かたりともいつはりなど申者では御座なく又人樣の難儀なんぎ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)