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賞玩
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しょうがん
ふりがな文庫
“
賞玩
(
しょうがん
)” の例文
その風采といい、その言葉遣いといい、誠に恐縮せざるを得ないものがある。そこでその花に対する彼女等の
賞玩
(
しょうがん
)
態度も推して明らかである。
伝不習乎
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
その
美貌
(
びぼう
)
とかの方へ
牽
(
ひ
)
かれがちなため、彼女の魂の美しさを物語る遺文がともすれば、
好事家
(
こうずか
)
の
賞玩
(
しょうがん
)
にのみ
委
(
ゆだ
)
ねられてゐることではあるまいか。
ジェイン・グレイ遺文
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
その他南洋土人の原始的作品や名もない処の画家の稚拙が
賞玩
(
しょうがん
)
され、素人画が賞味され、技法の上に取り入れられたりした事も当然の事であろう。
油絵新技法
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
室
(
へや
)
の構造装飾より茶器の選択に至るまで方式にかかはらず時の
宜
(
よろ
)
しきに従ふを
賞玩
(
しょうがん
)
すべき事なり。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
「ウフフ。そんなにうれしいか。生きておって仕合わせよのう。身共もうれしいぞ。まだ
賞玩
(
しょうがん
)
せぬが、ゆうべはけっこうな菓子折、散財かけて済まなかった。早う出い。——京弥々々」
旗本退屈男:10 第十話 幽霊を買った退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
▼ もっと見る
待網を掛けて
雑魚
(
ざこ
)
を捕り
窃
(
ひそ
)
かに寺へ
持帰
(
もちかえ
)
って
賞玩
(
しょうがん
)
するのだ、この事
檀家
(
だんか
)
の告発に
依
(
よ
)
り師の坊も
捨置
(
すておき
)
がたく、十分に
訓誡
(
くんかい
)
して
放逐
(
ほうちく
)
しようと思っていると、当人の方でも
予
(
あらかじ
)
めその
辺
(
あたり
)
の消息を知り
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
変った風味の魚肉を
賞玩
(
しょうがん
)
することもできましょう。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“賞玩”の意味
《名詞》
賞玩(しょうがん)
珍重すること。
賞味すること。あじわうこと。
(出典:Wiktionary)
賞
常用漢字
小5
部首:⾙
15画
玩
常用漢字
中学
部首:⽟
8画
“賞”で始まる語句
賞
賞翫
賞讃
賞牌
賞美
賞賜
賞揚
賞賛
賞味
賞罰