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貴
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とう
ふりがな文庫
“
貴
(
とう
)” の例文
いわゆる
扶桑
(
ふそう
)
伝説はすなわち
是
(
これ
)
で、多分は太陽の海を離るる光景の美しさ
貴
(
とう
)
とさから、導かれたもののごとく私たちは推測している。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ただこの色を
味
(
あじわ
)
えば世界を味わったものである。世界の色は自己の成功につれて
鮮
(
あざ
)
やかに眼に
映
(
うつ
)
る。鮮やかなる事錦を
欺
(
あざむ
)
くに至って生きて
甲斐
(
かい
)
ある命は
貴
(
とう
)
とい。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いわゆる相嘗の
貴
(
とう
)
とい役に奉仕する神主たちも、元は必ずその田を管理した
戸主
(
へぬし
)
、
郷長
(
ごうちょう
)
または人このかみと呼ばれるような、一定の農民の中から出ていたものと思う。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
『万葉集』にもある
足柄山
(
あしがらやま
)
のトブサなどと多分一つの語であり、
種俵
(
たねだわら
)
の前後に取りつける
桟俵
(
さんだわら
)
も同様に、本来は物の
貴
(
とう
)
とさを標示する一種の
徽章
(
きしょう
)
であったかと思われる。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
貴
常用漢字
小6
部首:⾙
12画
“貴”を含む語句
貴方
貴人
貴女
貴婦人
貴様
貴殿
貴下
貴族
高貴
貴郎
貴重
貴公
貴嬢
貴所
貴所方
貴君
富貴
貴僧
貴樣
貴孃
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