讀書人どくしよじん)” の例文
新字:読書人
無論むろん讀書人どくしよじん夏目漱石なつめさうせき勝負事しようぶごとには感興かんきようつてゐなかつたのであらうが、それは麻雀競技マアジヤンきやうぎはなは漠然ばくぜんとした、斷片的だんぺんてき印象いんしよう數行すうぎやうつゞつたのにぎない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
全體ぜんたいなかひとの、みちとか宗教しうけうとかふものにたいする態度たいど三通みとほりある。自分じぶん職業しよくげふられて、たゞ營々役々えい/\えき/\年月としつきおくつてゐるひとは、みちふものをかへりみない。これは讀書人どくしよじんでもおなことである。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)