トップ
>
調物
>
しらべもの
ふりがな文庫
“
調物
(
しらべもの
)” の例文
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか、
人
(
ひと
)
が
絽
(
ろ
)
の羽織を
着
(
き
)
て
歩
(
ある
)
く様になつた。二三日、
宅
(
うち
)
で
調物
(
しらべもの
)
をして
庭先
(
にはさき
)
より
外
(
ほか
)
に
眺
(
なが
)
めなかつた代助は、冬帽を
被
(
かぶ
)
つて
表
(
おもて
)
へ出て
見
(
み
)
て、急に暑さを感じた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
警視庁で一時間ばかりなにか
調物
(
しらべもの
)
をした龍介は、ふたたび子爵邸にあらわれた。子爵はあわてて
黒襟飾組の魔手
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
私が上りました頃の御夫婦仲というものは、
外目
(
よそめ
)
にも
羨
(
うらや
)
ましいほどの御
睦
(
むつま
)
じさ。旦那様は朝早く御散歩をなさるか、御二階で御
調物
(
しらべもの
)
をなさるかで、朝飯前には小原の
牝牛
(
うし
)
の乳を召上る。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
教員室にはいると、校長は
卓
(
テーブル
)
に向かって、何か書類の
調物
(
しらべもの
)
をしていたが
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
「お父様、
此奴
(
こいつ
)
を縛っておいてください。僕は外に重大な
調物
(
しらべもの
)
がありますから」
危し‼ 潜水艦の秘密
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
調
常用漢字
小3
部首:⾔
15画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“調”で始まる語句
調
調子
調戯
調伏
調査
調達
調弄
調和
調度
調合