誠心まごゝろ)” の例文
是が真実此女の誠心まごゝろならば誰か又此女を所天に勧めて其伯父を殺させし者と思わん、唯之だけにて無罪の証拠は充分なり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
わたくし誠心まごゝろもつ彼等かれらしゆくします、彼等かれらためよろこびます! すゝめ! 同胞どうばう! かみ君等きみらたすけたまはん!
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
かく軍艦ぐんかん乘組のりくんでは一刻いつこく默念じつとはしてられぬ、かつは艦長松島海軍大佐かんちやうまつしまかいぐんたいさはじ軍艦ぐんかん」の全員ぜんゐんが、自分じぶんもつと敬愛けいあいする櫻木大佐さくらぎたいさのために誠心まごゝろから盡力じんりよくしてれるのが、こゝろからうれしく