言舌ごんぜつ)” の例文
少斎はお次に両手をつかれ、御最期の時参り候と申し上げ候。尤も片頬腫れ上られ居り候へば、言舌ごんぜつも甚ださだかならず、秀林院様にも御当惑遊ばされ、大声に申候へと御意なされ候。
糸女覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
聞共一かう言舌ごんぜつわかかね宿やども知れざれば其儘そのまゝ手當てあてをさせおき瀬川せがは口書くちがきを取て檢使けんしは立歸りみぎおもむき申立しに大岡殿おほをかどのにげたる手負ておひ深手ふかで淺手あさてかとたづねらるれば二のうでふかかほきずすこしならんと瀬川申候といふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)