觀音くわんのん)” の例文
新字:観音
四萬六千日しまんろくせんにち八月はちぐわつなり。さしものあつさも、のころ、觀音くわんのんやまよりすゞしきかぜそよ/\とおとづるゝ、可懷なつかし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「親分に言はれて、此間から氣をつけてゐると、あの家の下女——お菊といふ十八九の可愛らしい娘が、毎日淺草の觀音くわんのん樣へお詣りをするぢやありませんか」
たとへば六觀音くわんのん元々もと/\大化物おほばけものである、しかその澤山たくさんかた工夫くふうによつて、その工合ぐあひ可笑おかしくなく、かへつてたうとえる。けつして滑稽こつけいえるやうな下手へたなことはしない。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
「百梃の鐵砲を買ひそこねて、三千兩の大金を棒に振りや、大概たいがいの武家は腹を切るよ。五百や一貫費ひ込んで、尻喰ひ觀音くわんのんをきめ込むこちとらとはわけが違ふ」
觀音くわんのん樣へお詣りしてくるよ」