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觀音
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くわんのん
ふりがな文庫
“
觀音
(
くわんのん
)” の例文
新字:
観音
四萬六千日
(
しまんろくせんにち
)
は
八月
(
はちぐわつ
)
なり。さしもの
暑
(
あつ
)
さも、
此
(
こ
)
の
夜
(
よ
)
のころ、
觀音
(
くわんのん
)
の
山
(
やま
)
より
涼
(
すゞ
)
しき
風
(
かぜ
)
そよ/\と
訪
(
おと
)
づるゝ、
可懷
(
なつか
)
し。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「親分に言はれて、此間から氣をつけてゐると、あの家の下女——お菊といふ十八九の可愛らしい娘が、毎日淺草の
觀音
(
くわんのん
)
樣へお詣りをするぢやありませんか」
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
例
(
たと
)
へば六
臂
(
ぴ
)
の
觀音
(
くわんのん
)
は
元々
(
もと/\
)
大化物
(
おほばけもの
)
である、
併
(
しか
)
し
其
(
その
)
澤山
(
たくさん
)
の
手
(
て
)
の
出
(
だ
)
し
方
(
かた
)
の
工夫
(
くふう
)
によつて、
其
(
その
)
手
(
て
)
の
工合
(
ぐあひ
)
が
可笑
(
おか
)
しくなく、
却
(
かへ
)
つて
尊
(
たうと
)
く
見
(
み
)
える。
決
(
けつ
)
して
滑稽
(
こつけい
)
に
見
(
み
)
えるやうな
下手
(
へた
)
なことはしない。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
「百梃の鐵砲を買ひ
損
(
そこ
)
ねて、三千兩の大金を棒に振りや、
大概
(
たいがい
)
の武家は腹を切るよ。五百や一貫費ひ込んで、尻喰ひ
觀音
(
くわんのん
)
をきめ込むこちとらとはわけが違ふ」
銭形平次捕物控:156 八千両異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
觀音
(
くわんのん
)
樣へお詣りしてくるよ」
銭形平次捕物控:073 黒い巾着
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
觀
部首:⾒
24画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“觀音”で始まる語句
觀音樣