トップ
>
見兼
>
みかね
ふりがな文庫
“
見兼
(
みかね
)” の例文
聞もせぬ内其挨拶が成べなやと
云
(
いへ
)
ば大膳は益々氣後せし樣子に伊賀亮も
見兼
(
みかね
)
て大膳殿左程に案じ給ふならば
極意
(
ごくい
)
を
教
(
をしゆ
)
べし先平石の口上を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
附添の女房を
蹴
(
け
)
たり
打
(
ぶ
)
ったりするので、女房が洗面所へ来て泣いているのを、看護婦が
見兼
(
みかね
)
て慰めていましたと町井さんが話した事も覚えている。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
見兼
(
みかね
)
たとみえて、けさチェッコから来た人が仲裁に這入って何かくどくど言っている。
踊る地平線:03 黄と白の群像
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
と云っているのを、同じ長屋にいるお
虎
(
とら
)
という婆さんが
見兼
(
みかね
)
て出てまいり
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
市之丞義
見兼
(
みかね
)
候や一兩日
過
(
すぎ
)
候と金子二十五兩持參致し先年の
恩報
(
おんほう
)
じなりとて差出し候へども私し儀一
旦
(
たん
)
市之丞に
惠
(
めぐ
)
みたる金子を今如何に
困窮
(
こんきう
)
なせばとて請取候ては昔しの志ざしを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
突合
(
つきあは
)
せ相談なすに妻のお梅は漸く二十三歳にて
縹緻
(
きりやう
)
もよく
志操
(
こゝろざし
)
優
(
やさ
)
しき者なるが
夫
(
をつと
)
の
難儀
(
なんぎ
)
を
見兼
(
みかね
)
何事も
御主人樣
(
ごしゆじんさま
)
のお爲なれば此身を一年の
間
(
あひだ
)
何方
(
いづかた
)
へ
成
(
なり
)
とも
水仕奉公
(
みづしほうこう
)
に遣られ其給金にて夜具蒲團を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
兼
常用漢字
中学
部首:⼋
10画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当